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1998 年度 実績報告書

高品位意匠形状設計支援のための感性刺激型エージェントシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09650147
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

青山 英樹  慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (40149894)

研究分担者 稲崎 一郎  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (30051650)
キーワードエージェント / 意匠設計 / 曲面設計 / 形状処理 / 高品位形状データベース / 自律形状計測
研究概要

1. 本研究は,次の(1-1),(1-2)のシステムを開発することより,所期の目的が達成される.すなわち,(1-1) デザイナーあるいはエンジニアがポンチ絵なとの粗情報を基にして,粘土などを用いて粗雑に短時間で造形されたラフモデル上の離散点群の位置ベクトルと法線ベクトルを完全自律計測するシステム。
(1.2) 自律計測システムより得られる離散的位置・法線ベクトル情報を基に,曲率を連続とする高品質な意匠形状を提案し,設計者(デザイナーあるいはエンジニア)の感性を刺激しながら,より意匠性の高い形状の設計を支援するエージェントシステム。
2. 本研究は平成9,10年度で計画されており,平成10年度の研究内容は以下のとおりである。
(2.1) 感性刺激型エージェントシステム(CADモデル構築および意匠形状提案システム)の開発
(a) CADモデル構築システムの開発
自律測定システムにより得られる離散点群の位置・法線ベクトルを基に,形状モデリング処理を行い,CADデータを構築するシステムを開発する。
(b) 意匠形状提案システムの開発
「CADモデル構築システム」で形成された形状モデル(CADモデル形状)をハイライト曲線表示で評価するとともに,ラビッドプロトタイピングで物理モデルとして造形し提案するシステムを開発する。
(2-2) システムの統合とまとめ
平成9年度に開発された「離散点群位置・法線ベクトル自律計測システム」と本年度開発する「感性刺激型エージェントシステム」を統合し,目的とするシステムを構築し,本研究のまとめを行う。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 西沢優一郎: "粗形状モデルに対するリバースエンジニアリングの適用-高品位曲面の構築法-" 1998年度精密工学会秋季大会学術講演論文集. 214 (1998)

  • [文献書誌] 青山英樹: "粗形状に基づく高品位形状のモデリング-コンセプトについて-" 型技術. 13巻8号. 102-103 (1998)

  • [文献書誌] 青山英樹: "形状情報のない実体モデルの自律計測システム" 型技術. 13巻13号. 42-43 (1998)

  • [文献書誌] 中山耕一郎: "リバースエンジニアリングに関する自律形状測定" 機械学会第1回生産加工・工作機械部門講演会論文集. (3月発表予定). (1999)

  • [文献書誌] Kohichiro Nakayama: "Autonomous Measurement of an Object for Reverse Engineering" Proceedings of the 32nd CIRP International Seminar on Manufacturing Systems. (5月発表予定). (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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