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1997 年度 実績報告書

HFC系非共沸混合媒体のマイクロフィン付き水平管内凝縮の促進

研究課題

研究課題/領域番号 09650252
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岡山県立大学

研究代表者

野津 滋  岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (10135957)

研究分担者 藤原 航  岡山県立大学, 情報工学部, 教務職員 (40275376)
キーワード凝縮 / 伝熱促進 / マイクロフィン付き管 / 数値解析
研究概要

マイクロフィン付き管における冷媒蒸気の凝縮特性を実験的に明らかにすることを目的に、ボイラと補助凝縮器を主要機器とするテストループを製作した。このループに組み込まれる試験区間は管軸方向に8等分割されており、流動伝熱特性の管軸方向分布が測定可能な構造になっている。現在、公称内径6.5mmの平滑管を用いた実験に着手しており、実験装置や計測法の信頼性確認を行っている。
伝熱数値解析については、液膜部をフィン上の薄液膜部、フィン間溝部を流れる厚液膜部に分けてモデル化した。前者については蒸気流による気液界面せん断力と表面張力による圧力差が同時に作用するモデルを、後者については気液界面せん断力により液膜が溝方向に駆動されるモデルを作成した。数値解析結果は、本研究者らおよび従来の研究者らによる3種類の管、4種類の冷媒に関する局所熱伝達係数の実験値と平均偏差-2.1%で、平均絶対値偏差15.1%で一致した。さらに、本数値解析モデルの適用限界について考察を行い、らせん溝を有するマイクロフィン付き管内における凝縮液の流動様式が環状流から層状流へと遷移する点の予測法を数値解析結果に基づいて提案した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 野津・ほか1名: "冷媒のマイクロフィン付き水平管内凝縮(環状流域における熱伝達の数値解析)" 日本機械学会論文集に掲載決定. (未定). (1998)

  • [文献書誌] 野津・ほか1名: "Flow Characteristics of Condensing Two-Phase Flow in Horizontal Microtin Tubes." ASME FED. 244. 119-130 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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