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1997 年度 実績報告書

バーチャルリアリティを活用する可視化システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09650321
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島大学

研究代表者

山下 英生  広島大学, 工学部, 教授 (70034379)

研究分担者 VLATKO Cingo  広島大学, 工学部, 助手 (90284174)
金田 和文  広島大学, 工学部, 助教授 (30185946)
キーワードバーチャルリアリティ / ビジュアライゼーション / 有限要素法 / 電磁界解析 / GUI
研究概要

本研究では、観察者の感性を刺激する新しい可視化法とした、バーチャル空間での物理量の可視化を行うシステムの開発を行なう。今年度は、著者の専門に近い電界・磁界の数値解析結果の表示を対象として、以下の研究を推進した。
1.バーチャルリアリティを活用した3次元空間分布情報の可視化法の開発・多量の情報を同時に観察するための表示法として、これまでに開発している3次元空間の複数断面の同時表示法、任意断面の連続表示法、擬似カラー流線表示法に加えて、新たに半透明表示法を開発した。
2.バーチャルリアリティシステムにおけるグラフィカルユーザインターフェースの開発:バーチャルリアリティシステムをより使い易くするために可視化システムとして適したインタラクティブユーザインタフェースの開発を行った。すなわち、データグローブと磁気センサーを使用して、人間の感覚にマッチしたジェスチャーにより仮想空間における各種の操作を行うユーザインターフェースを開発した。
3.高速表示のためのアルゴリズムの開発:3次元空間に分布する物理量の等値面を高速に作成するアルゴリズムおよびその等値面を観察者にわかりやすく表示するためのレンダリング法を開発した。また、仮想空間中の物理量分布を高速に表示するためのデータ補間手法として新たな方法を開発した。少ないデータを基にして高速でかつ精度の高い補間方法である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] M.Oohigashi: "A New Method for 3-D Vector Field Visualization Utilizing Streamlines and Volume Rendering Techiques" IEEE Trans.on Magnetics. 33(掲載決定). (1998)

  • [文献書誌] 大東 正和: "3次元渦電流線の算出とそのボリュームレンダリングを併用した可視化手法" 電気学会静止器・回転機合同研究会. SA96-7 RM96-57. 55-64 (1996)

  • [文献書誌] 大東 正和: "VR可視化システムに向けた解析結果補間法" 平成9年度電気・情報関連学会中国支部連合大会. NO,080437. 226 (1997)

  • [文献書誌] 大東 正和: "仮想環境下での物体の移動を考慮した3次元電磁界可視化システム" 日本シミュレーション学会,第18回計算電気・電子工学シンポジュウム. 2-I-9. 161-164 (1997)

  • [文献書誌] 松田 宏徳: "3次元空間に分布する物理量の等値面作成とその半透明表示" 電気学会静止器・回転機合同研究会. SA-97-16 RM-97-75. 31-39 (1997)

  • [文献書誌] 松田 宏徳: "有限要素を直接使用した3次元分布スカラ量の等値面成法" 平成9年度電気・情報関連学会中国支部連合大会. NO,022524. 62 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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