研究課題/領域番号 |
09650327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
秋山 秀典 熊本大学, 工学部, 教授 (50126827)
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研究分担者 |
勝木 淳 熊本大学, 工学部, 助手 (80233758)
LISITSYN Igo 熊本大学, 工学部, 助教授 (70284734)
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キーワード | パルスパワー / ストリーマ放電 / 排ガス処理 / オゾナイザー / レーザ計測 / 大気圧放電 / 非熱平衡プラズマ |
研究概要 |
パルスパワーを大気中に置かれた二つの電極に印加すると、ストリーマ状放電が生成される。小電流(mA程度)での研究は、これまで多くの実験がなされてきたが、100Aを超える大電流での基礎的研究はなされていない。本研究は、パルスパワー生成大容量ストリーマ状放電現象を明らかにすることである。この放電の応用分野は広く、火力発電所等の排ガス処理、フロンやダイオキシンの処理、VOCの処理、真空紫外光源等があげられる。 大電流でのストリーマ状放電を維持するためには、放電容積を大きく、かつパルス幅を数十nsと短くする必要がある。今年度は、本研究のための装置を制作した。圧力、温度、混合ガスの割合、流量を可変とし、分光計測、レーザ誘起蛍光計測、ガス質量分析計測、イメコン計測が可能なように設計した。パルスパワー生成大容量ストリーマ状放電の生成に成功した。線対円筒電極を用い、電極間隔は36mmとした。5mの電極全面にわたって均一なストリーマ状放電を観測した。電圧は約60kV、電流は200Aであった。パルス幅を50nsから150nsまで変えて、放電の形態変化の様子を調べた。弱いストリーマ状放電から強いストリーマ状放電への転移が観測された。今後、分光計測、レーザ誘起蛍光計測、ガス質量分析計測、イメコン計測等を行う予定である。
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