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1998 年度 実績報告書

無線ネットワークにおけるメディア同期プロトコルセットの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650411
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

田坂 修二  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (80110261)

研究分担者 塩川 茂樹  名古屋工業大学, 工学部, 助手 (30303689)
石橋 豊  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (40252308)
キーワード無線ネットワーク / 無線LAN / PHS / MPEGビデオ / メディア同期 / H.263ビデオ / G.726音声 / H.223Annex
研究概要

まず,ALTAIR無線LANにおいて,ライブMPEGビデオと音声とを対象に,メディア同期プロトコルセットの4タイプ(タイプ0,1,2,3)の性能比較を行った.そして,各タイプの有効適用領域を明らかにした.この成果は,電子情報通信学会交換システム研究会で発表された.
また,ライブメディアと蓄積メディアの同時伝送を想定・し,2種類のメディアの特徴を利用したメディア同期方式を新たに提案し,ATM・無線統合LANの環境で,実験によりその有効性を示した(電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ研究会で発表).
一方,PHSについては,PHSをアクセス回線としてN-ISDNに接続されたメディアサーバからH.263蓄積ビデオとG.726蓄積音声とを取り出して再生する実験を行い,筆者等により既提案のスライド制御メディア同期方式の性能を評価した(電子情報通信学会論文誌に掲載).更に,メディアサーバがインターネットに接続された場合に,インターネットトラヒックがメディア同期品質に及ぼす影響についても検討した(IEEEGLOBECOM'98で発表).
次に,PIISにおけるライブメディアについても研究を行った.まず,昨年に続いて,H.223 Annex多重化プロトコルを用いてH.263ビデオとG.723.1音声とをインタリーブ伝送するシステムにスライド制御方式を適用する場合について検討した.そして,メディア同期品質と伝送遅延とを制御するQOS制御方式を提案し,その性能をシミュレーションによって評価した(IEICE Trans.Commun.に掲載).更に,G.728符号化されたライブ音声をPIAFSとUDP/IPによって伝送する実験も行った(1998年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会で発表).

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 中村 剛: "ライブMPEGビデオ・音声のメディア同期方式の性能比較" 電子情報通信学会技術研究報告. SSE98-24 (1998)

  • [文献書誌] 井上武志: "ライブ及び蓄積メディア同時転送時のメディア同期方式" 電子情報通信学会技術研究報告. CQ98-73 (1998)

  • [文献書誌] 加藤正美: "PHS回線における蓄積メディア同期実験" 電子情報通信学会論文誌 B-I. Vol.J81-B-I,No.11. 709-719 (1998)

  • [文献書誌] Shuji Tasaka: "Stored Media Synchronization in PHS Internet Access" Conference Record of IEEE GLOBECOM'98. 113-119 (1998)

  • [文献書誌] Masami Kato: "Performance Evaluation of Media Synchronization in PHS with the H.223 Annex Multiplexing Protocol" IEICE Transactions on Communications. Vol.E81-B,No.12. 2423-2431 (1998)

  • [文献書誌] 加藤修吾: "PHS回線によるライブ音声UDP伝送実験" 1998年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会講演論文集1. B-5-198 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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