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1997 年度 実績報告書

バーチャルクラス実現のための知的通信の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650428
研究種目

基盤研究(C)

研究機関早稲田大学

研究代表者

寺島 信義  早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (90287996)

研究分担者 津田 伸生  早稲田大学, 理工学総合研究センター, 助教授 (10298185)
キーワードバーチャルクラス / アバタ- / 仮想空間 / 共働環境 / 認識技術 / CSCW / 並列処理 / 3次元画像処理
研究概要

お互い遠隔地に居る教師に学生が、通信回線を経由して、仮想空間に参集して、講義を行ったり、共同実験を行う事を可能とするバーチャルクラス(仮想教室)を実現する為の基礎技術の研究を行った。
1.仮想空間と共働環境の構築技術コンピュータによりスクリーンの前方に仮想空間を構築し、その空間に仮想物体を配置し、マウスで操作する。任意の視点から物体を見ることが出来る。2体のアバタ-を仮想空間に配置し、外部のデータで姿勢を制御することが出来るプラットホームを構築した。この仮想空間に任意の地点から通信回線によりアクセスして、中に入ったり、仮想物体やアバタ-の制御を行うことが出来る。2.物体の認識技術やモデル化技術を、教師や学生の顔画像を対象に、顔の方向計測、顔のテクスチャマッピングの研究を行った。顔の方向計測については、顔のテンプレートを16個用意して、入力された顔画像との照合を行う、テンプレートとの距離を計測して、補間照合により顔方向を推定する方法を考案し、シュミレーション実験によりその妥当性を検証した。計測された方向に3次元顔モデルを回転させ、入力された顔のテスクチャをはり付け出力する。このシュミレーション実験によりその妥当性を検証した。3.高速処理技術Hyper Classにおける3次元画像処理および画像認識によるアバタ-動作制御の高速化を目的に、Cube-Connected Cycle構造の高並列プロセッサをモデルとして、並列計算処理性能の向上が可能な冗長構成法を提案した。4.共動作業が可能なCSCW技術ネットワークで接続された複数の人間が、対象物に同時にアクセスして共動作業を行うモデルを提案した。具体例として、四角の板の上に1個の球を乗せて操作する「玉ころがし」を取り上げ、その実現法を検証した。四角い板の4点をそれぞれ独立に操作する条件でサーバークライアントモデルを提案した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 津田 伸生: "Fault-Tolerant Cube-Connected Cycles Architectures Capable of Quick Broadcasting by Using Spare Circuits" IEICE Transactions on Information and Systems. E80-D,9. 871-878 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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