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1997 年度 実績報告書

モジュール構成フィルタバンクの実現方式と応用開拓

研究課題

研究課題/領域番号 09650431
研究種目

基盤研究(C)

研究機関金沢工業大学

研究代表者

村上 秀男  金沢工業大学, 工学部, 教授 (90113034)

キーワードフィルタバンク / 直交展開 / 多重化方式
研究概要

本年度交付申請書に記載の予定に従って進めることができ、さらに次年度に予定していた研究の一部も繰り上げることもできた。下記の項目別研究実績の(1)と(4)は、交付申請書では述べていなかった項目です。(1)は実績項目(2)と(3)に対する基礎の一部で、(4)は次年度に予定していた成果の一部となっている。なを、(2)、(3)、(4)の成果は現在論文として、学会に投稿中です。
1.研究実績の概要
モジュール構成フィルタバンクは、フィルタバンクを小さなサイズのフィルタバンクに並列分解し、小さな同じサイズのフィルタバンクを並列接続することにより実現するもので、平成9年度では実数値信号に対するモジュール構成による実現方法や解析方法の検討を行った。また、成果の一部を通信の多重化方式へ応用した。
2.項目別研究実績
(1)ディジタル信号を多項式(z-変換)で表現した場合の新しい多項式直交展開を導いた。
(2)演算をすべて実数演算で行え、複素数フィルタバンクよりも効率的な最大間引きフィルタバンクをモジュール構成で実現し、この実数値フィルタバンクに対しての完全再構成条件等の解析を行った。
(3)実数値フィルタバンクとして、コサイン変調フィルタバンクが現在最も効率的であると言われている。この方式と実数値モジュール構成フィルタバンクとを比較し、長所および短所についても検討した。
(4)上記の成果をディジタル信号の多重化方式に応用し、従来の方式と比較検討し、その有用性を確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideo Murakami: "Orthogonal polynomial yxpunsions for complex and real finite sequences" NOLTA'97. 1045-1048 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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