研究概要 |
1.歩行補助用福祉車両の走行中非接触電力供給システムの送電側コイル群について,走行中における給電が可能な各コイルの形状や,配置についてまず検討を加え,受電コイル位置検出の容易な磁界分布の構成法について知見が得られた。 2.非接触カップリングトランスの構造について検討し,開磁路構造となる送電側及び受電側の走行中の伝送特性について実験,理論の両面から解析し,一次試作機の仕様を決定した。 3.屋外での使用を前提とするため,位置検出用センサは耐環境性のある電磁形とし,送電側と受電側との相対位置を検出する方法を新たに開発するとともに,受電側直下にある送電コイルのみを励磁する励磁制御回路について検討を加え,動作の確認を行った。本項目については次年度も検討を継続する。 4.送電側は商用配電線との接続を,また,受電側はコンバータとの接続をそれぞれ念頭にして,全体のシステム構成について検討し,一次試作機に対する設計を行った。
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