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1997 年度 実績報告書

非線形振動子群における秩序形成に基づくセンシング手法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650492
研究種目

基盤研究(C)

研究機関立命館大学

研究代表者

田畑 修  立命館大学, 理工学部, 助教授 (20288624)

キーワード非線形 / 振動子 / 秩序形成 / センシング
研究概要

本研究の目的は、非線形・非平衡状態を積極的に利用する生物の持つ優れた情報処理機能を模倣したセンシング手法の実現可能性を探ることである。まず非線形振動子の例として塩水振動子と呼ばれる微小容器における塩水の流出・入の非線形振動系を用い、1〜3個の非線形振動子における実験を行った。その結果、2個以上の振動子間に相互作用があると一定のリズム(秩序)が形成されることが確認できた。次にシミュレーションにより相互作用がある9個の振動子の系における秩序を調べた。その結果、9個の振動子の系における秩序は非線形振動子のパラメータに強く依存することが明かとなった。これより、非線形振動子群における秩序状態から非線形振動子のパラメータ変動を推定できることが示唆された。また研究の課程で、非線形振動子群を実現する媒体として高分子ゲルが有望であることが明かなり、次年度からは高分子ゲルアレイを用いた実験に着手する予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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