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1997 年度 実績報告書

長寿命域を対象とした変動荷重疲労設計法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650525
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

山田 健太郎  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50109310)

研究分担者 近藤 明雅  名城大学, 理工学部, 教授 (10023350)
貝沼 重信  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00262874)
キーワード疲労設計法 / 長寿命域 / 変動荷重
研究概要

鋼橋は、特に床版コンクリート床版から鋼床版にすることで、コンクリート橋に比べて軽量にすることができる。そのメリットを生かして、阪神淡路大震災のような直下型大地震に対しても安全なように設計できることから、今後もその数が増えると思われる。既設橋梁の耐久性評価と合わせて、長寿命化をねらった橋梁野設計に関しても、疲労耐久性の評価手法の開発が不可欠である。
本研究では、鋼溶接継手を対象に、長寿命域、すなわち1,000万回(10^7回)を超えるような荷重くり返し数に対する合理的な疲労設計法を確立するために、以下のような研究を行った。
1)過去に実施された溶接継手の変動荷重による疲労試験結果の収集と分析。
2)小型溶接継手試験片を製作し、モデル化された変動荷重による疲労試験を長寿命域で重点的に行った。
3)小型の疲労試験片による単一過荷重(overload)あるいは周期過荷重(periodic overloads)、あるいは変動振幅ブロック荷重(variable amplitude block loading)による疲労き裂進展速度の測定を行った。
4)道路橋の主桁、鋼床版の部材を対象に応力測定を行い、変動荷重の実態を調査した。対象は都市内高速道路橋に多い鋼床版箱桁橋とした。この橋梁は重交通下にあることから、疲労に対して厳しい状況にある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 近藤明雅,山田健太郎: "変動荷重によるリブ十字溶接継手の長寿命疲労試験" 構造工学論文集. Vol.43A III. 1171-1181 (1997)

  • [文献書誌] Yamada,K., Okado,N., Cao,Q. and Kainuma,S: "Fatigue Crack Growth Behavior of Structural Steel after Periodic Overload and Variable Amplitude Block Loading" The Six East Asia-Pacific Conference on Structural Engineering and Construction(EASEC-6). 3. 1761-1766 (1998)

  • [文献書誌] Kondo,A., Yamada,K. and Cheng,X: "Long Life Fatigue Tests of Crucifrom Joint under Variable Amplitude Loading" The Six East Asia-Pacific Conference on Structural Engineering and Construction(EASEC-6). 3. 1743-1748 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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