研究課題/領域番号 |
09650548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
松岡 元 名古屋工業大学, 工学部・, 教授 (90027277)
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研究分担者 |
山本 修一 (株)大林組, 技術研究所, 研究員
吉村 優治 岐阜工業高等専門学校, 助教授 (30182827)
孫 徳安 名古屋工業大学, ベンチャービジネスラボ, 非常勤講師 (40262951)
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キーワード | 粒子構造 / 降伏曲面 / 粒状体 / 3次元 / 一般応力 / 粒子接点角分布 / 応力履歴 / 土の構成式 |
研究概要 |
本研究において得られた成果をいかに示す。 1)降伏曲面を、従来の、実測値に基づいた現象論的に決定されたものではなく、粒子構造の変化から降伏現象を考えるために、粒状体の内部構造を評価する1つの指標として考えられる粒子接点角分布に着目し、粒状体集合の内部構造の変化を考えることにより降伏曲面を求めた。 2)2次元粒状体の粒子構造の変化の考察により、(σ_x+σ_y)/2〜(σ_x-σ_y)/2〜τ_<xy>で表される3次元応力空間での降伏曲面を新たに見いだした。この降伏曲面によれば、主応力方向の回転による降伏や、等方圧密履歴、異方圧密履歴のみならず、せん断応力(τ_<xy>)のからんだ履歴を受けた場合の降伏をも統一的に評価できる。また、その降伏曲面形を2次元任意応力実験により検証した。 3)3次元での粒子構造の変化の考察により、主応力方向の回転による降伏や、せん断応力(τ_<xy>、τ_<yz>、τ_<zx>)のからんだ履歴を受けた場合の降伏をも統一的に評価できる、3次元応力条件下の降伏曲面を導いた。そして、この降伏曲面を一定条件の下に描いて、考察した。
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