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1998 年度 実績報告書

自己学習型自動車経路誘導システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09650586
研究機関岡山大学

研究代表者

井上 博司  岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (80026286)

キーワードGPS / ナビゲーションシステム / 交通制御
研究概要

1. 昨年度に作成したGPSアンテナとノートパソコンを用いたGPSシステムを用いて、岡山市都心部での車両走行実験を多数行い、リンク旅行時間に関する諸情報を収集・蓄積した。
2. 道路網上のリンク旅行時間情報を、知識データベースとしてコンピュータ・ファイルに整理・保存するシステムを作成した。
3. 運転者が目的地までの最適経路をシステムに要求したとき、旅行時間データベースを用いて、道路網上の各リンクの旅行時間を予測し、これより目的地までの最適経路を算出するシステムを作成した。
4. 既に開発している道路網交通流シミュレータを用いて、本GPSナビゲーション・システムにより提示される最適経路の演算精度を算出し、検討した。
5. 道路網交通流シミュレータを用いて、本システムによる誘導車両の非誘導車両に対する旅行時間短縮効果を算定し、検討した。
6. 以上の検討によって、道路網上の各リンクの旅行時間データが、各時間帯において5個程度以上あれば、実用的な精度で最適経路を算出することが可能であり、これによって誘導車両の旅行時間が、非誘導車両に対して10%程度減少することが明らかになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 宇野巧、井上博司、尾関良純: "GPSを用いた知的ナビゲーションシステムの開発" 平成10年度土木学会中国支部研究発表会発表概要集. 487-488 (1999)

  • [文献書誌] 井上博司、飯田祐三、岸野啓一、長谷川哲郎: "確率利用者均衡を用いた道路網の時間信頼性評価" 土木計画学研究・論文集. No.15. 647-654 (1999)

  • [文献書誌] Hiroshi Inouye: "Development of Self-Learning Car Navigation System in Urban Area" International Conference in Computers in Urban Plarining and Urban Management. No.6(発表予定). (2000)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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