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1997 年度 実績報告書

地域に根ざした木造住宅生産供給のシステムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650674
研究種目

基盤研究(C)

研究機関工学院大学

研究代表者

吉田 倬郎  工学院大学, 工学部, 教授 (50011185)

キーワード木造住宅 / 生産供給 / 地球の工務店 / 木造軸組構法
研究概要

地域に根ざした木造住宅生産供給を担っている、各地の中小工務店の支援を目的に、平成5年に認定制度が整備され実用化された新世代木造住宅供給システムは、平成9年当初で16システムであった。これらについて、その利用工務店の調査を行ったが、その結果、利用工務店の評価はおおむね良好で、一応の成果が上がっていることがわかった。また、その一方で、なお様々な課題が指摘され、それらの適切な解決が望まれることも明らかとなった。具体的には、プレカット材やパネルと言った資材供給などのハード面の支援や、営業マニュアルなどの使いやすいツールなどがよく利用され、効果を上げている反面、システムによって供給実績に差があり足並みがそろっていないことや、工務店にとってこのシステムの意義やねらいを理解することが難しい等の課題が判明した。また、このシステムの普及にとって、公に期待される役割が大きいことも指摘されている。現在、調査結果の分析途上にあるが、システムそれぞれの特長を生かした工務店支援について、方向を明らかにしていくことが、当面の研究課題として重要であると考えている。この調査に並行して、木造軸組構法住宅の新しい技術開発の動向について資料収集を行っている。木造合理化システム認定を受けた構法や、環境への配慮により考案された構法が、近年数多く開発実用化されているが、それらが広く各地の工務店に利用されるための方策が望まれている。
次年度は、本年度の成果を踏まえて、地域に根ざした木造住宅生産供給システムについて、そのイメージアップを図りたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 池冨 真、吉田倬郎: "新世代木造住宅供給システムに関する研究-システム利用工務店に対してのアンケート調査" 第1回建築生産シンポジウム論文集. (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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