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1998 年度 実績報告書

スペースブロックを用いたインターネット上の建築・都市空間データベースの作成

研究課題

研究課題/領域番号 09650678
研究機関東京理科大学

研究代表者

小嶋 一浩  東京理科大学, 理工学部, 助教授 (20215239)

研究分担者 日色 真帆  愛知淑徳大学, 現代社会学部, 助教授 (50222237)
キーワード空間 / インターネット / 空間データベース / インタラクティブ / スペースブロック / クイックタイムVR / メディア / 建築・都市
研究概要

本研究は、写真や図面では取り扱いにくい「空間」の質に関して、「スペースブロック」という概念を導入すること、及びQTVRに代表される新しいメディアを用いることで、新しいメディアを開発しようとするものである。高度に複雑で優れた質を持つ空間は、従来の印刷メディア(写真・図版・文字)ではそのエッセンスの伝達が困難であり、それ故専門家によって神秘化される傾向があった。また新しく実現される空間も静止画写真によって見栄えのするものとなる傾向が強かった。しかし実際に体験すればそうした空間の質は誰にでも理解可能なものであり、メディアに問題があったといえる。本研究では、QTVRとVTRを用いることで、現地での空間体験をどの程度まで再現可能かを実験し、その成果をインターネット上に公開し共有されることを目的とする。平成9・10年に2度の海外調査を実施し、ポンピドーセンター前の広場のように多くの人が知っている空間、及びアルヴァ・アアルトの建築に代表される優れた質を持っているが写真や図面からはその質が伝わりにくい空間を実地に調査し、写真及び静止画VTR(音声入り)で記録した。写真からはQTVRを作成しさらに対象空間の特性を明らかにする方法での画像処理を施している。静止画VTRでも同様の処理を行い、時間・様相を含む空間の伝達を試みた。なお、現在その成果の一部をインターネヅト上で公開しているが、さらに資料に分析を加えることで、データの採集方法や加工方法をより一般化してインタラクティブな(空間データの登録と受け取りを誰もがどこからでも行える)データベースの構築を目指している。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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