研究課題/領域番号 |
09650682
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
大野 隆司 東京工芸大学, 工学部, 教授 (20103161)
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研究分担者 |
高橋 暁 建設省建築研究所, 第1研究部, 主任研究員
角田 誠 東京都立大学大学院, 工学研究科, 助手 (10180035)
長谷川 直司 建設省建築研究所, 第4研究部, 室長
小松 幸夫 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (10133092)
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キーワード | 標準詳細図 / 標準構法 / 民間設計組織 / 公的設計組織 / 官庁営繕部 / 実施図面 |
研究概要 |
研究はその内容から以下の4つにわけることができる。 1.設計組織において標準的に用いられている構法をまとめた資料(例えば標準詳細図集)の収集に関しては、公表・販売されている資料に加え、民間設計組織10社から資料の提示を受けた。それらの構成や編集内容の比較・分析を行ったが、その成果の一部は後期のように建築学会大会にて発表している。 2.一方、それら民間設計組織に対し、ヒアリングおよびアンケート調査を実施し、標準構法の選定理由や使用形態、管理体制、組織内における標準構法の位置づけ、などをある程度、明らかにすることができた。その後、事務所ビルの実施図面を借用することが出来、標準構法の使用傾向を把握すこともできた。これらの成果の一部は日本建築学会技術報告集や同大会にて公表するつもりである。 3.以上の民間設計組織に対する調査研究に加え、公的設計組織(官庁営繕部など)に対しては、公共・民間を問わずに利用率の高い「建築工事標準詳細図(建設大臣官房官庁営繕部監修」について、内容の変遷・経年変化を詳細にわたって調査したが、その成果の一部は後記のように建築学会大会にて発表している。この「建築工事標準詳細図(建設大臣官房官庁営繕部監修)」については引き続き、詳細調査を実施中である。 4.一方、全国の建設省地方建設局から庁舎関係の実施図面を借用することができた。現在、民間組織の場合を同様に、標準構法の使用傾向を捉える作業を実施中である。
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