• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

接合による傾斜材料の製造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650751
研究機関近畿大学

研究代表者

中村 幸吉  近畿大学, 理工学部, 教授 (80088343)

研究分担者 冨田 義弘  近畿大学, 理工学部, 助手 (70298991)
木口 昭二  近畿大学, 理工学部, 助教授 (30288948)
炭本 治喜  近畿大学, 理工学部, 教授 (40088422)
キーワード傾斜材料 / 接合 / セラミックス / 鋳鉄 / アルミニウム / 中間層
研究概要

昨年度はイメージ炉を導入し、試料の試作を行った。また、均熱帯,昇温条件,降温条件などのデータを採取し、実験条件の確立を行った。試作実験の結果、中間層にNを用いた鋳鉄とセラミックスの接合実験で、中間層の厚み2mm、実験温度883Kの実験条件で3.6ks間保持を行うことで接合試料が得られた。しかし、反応面が不均一であり、界面には脆弱な金属間化合物が大量に生成しでいることから、接合強度を低下させていることがわかった。
そこで、本年度は試料へ常時加圧を行うことで反応面の均一化,反応性の向上を図り、さらに、Al中間層の厚みを薄くし、低温下での実験を行うことで昨年度の改良を行った。この結果、加圧力,保持温度,中間層の厚みに最適な条件があり、加圧力10MPaの条件で、Al中間層の厚み75μmを用いた場合、剪断強度23.5MPaを得ることができた。
これらの結果を踏まえ、さらに、接合強度の向上を行うための方法について検討を行い、傾斜機能材料としての位置づけを行う。

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi