研究課題/領域番号 |
09650828
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
久保井 亮一 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (40029567)
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研究分担者 |
塩盛 弘一郎 宮崎大学, 工学部, 助手 (80235506)
土戸 哲明 関西大学, 工学部, 教授 (50029295)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 自己組織化 / 水性二相 / ストレス / 疎水性 / 刺激 / 膜透過 / 分離 / タンパク質 |
研究概要 |
細胞や生物生体系は、熱ストレスを始めとする各種の致死的ストレス条件にさらされると、これに応答して一群の熱ショック蛋白質(HSP)や特定の蛋白質を急速に生産したり、変性しかけた蛋白質を巻き戻したり、あるいは細胞膜を通して蛋白質を透過・放出したり、さらにはまた不活性な凝集物を形成するなど、様々な潜在機能を誘導発現して、環境変化に適応する。これらの微生物・細胞や蛋白質、細胞膜の示す各種のレベルにおけるストレス応答ないし刺激応答機能を、水性二相分配法を始めとする各種の方法によって解析し、これらが変性しかけた蛋白質とHSPないし細胞膜やモデル細胞膜リポソームとの間のゆらぎのある動的な複合体形成を経ること、またこれが疎水相互作用の介在する自己組織的構造形成によることを明かにした。これらのストレス応答型の自己組織的構造形成能は、主として刺激応答型ポリマーや水性二相系、リポソームと複合利用することにより、バイオ生産・分離プロセスに有効利用された。培養生産された細胞や蛋白質混合液を、刺激応答型ポリマーや水性二相系、リポソーム共存下で適当なストレス条件にさらすことにより、目的蛋白質をトラップし、巻き戻し、あるいは膜透過させて、選択的に回収できることを示した。
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