研究課題/領域番号 |
09650995
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
木下 隆利 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60135407)
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研究分担者 |
吉水 広明 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (10240350)
辻田 義治 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (70016591)
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キーワード | 両親媒性 / ポリペプチド / ポリエチレングリコール / ミセル / 可溶化 / 秩序構造 / 平面性溶質 / 生体溶液モデル |
研究概要 |
内部に明確な規則構造をもつ会合体の構築を目的として、親水性部にポリエチレングリコール、疎水性部にポリ(γ-ベンジル L-グルタメート))を適用した両親媒性ポリペプチドを合成し、ペプチド部の重合度や側鎖構造が会合体の形成にどのような影響を及ぼすか検討した。両親媒性ポリペプチドは、水溶液中で安定な球状のミセル様会合体を形成することが確認された。またその会合体内部は、六方充填されたα-ヘリックス分子で構成されていることも確認された。その会合体は、内部の規則構造に起因した特異的な可溶化を示した。両親媒性ポリペプチドのペプチド部の重合度や側鎖構造は、臨界ミセル濃度や溶質の可溶化に強く影響を及ぼすことが明らかとなった。
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