1.有機リン剤およびカ-バメート剤抵抗性(中川原II・III系統)と感受性(白岡系統)ツマグロヨコバイを交配し、感受性系統に抵抗性遺伝子を導入し、プロポキサ-とモノクロトフォスとの逆相関交差抵抗性を調べたところ、AChE阻害レベルのみならず、殺虫試験によっても逆相関交差抵抗性が確認された。また、ツマグロヨコバイには少なくとも数種のAChE表現型があることがわかった。現在交配実験等により確認中である。 2.AChEを頭部より抽出し、塩析、アセトン分画、カラムクロマトグラフィーにより精製中であり、現在100倍程度まで純化が可能となった。更に純度をあげるべく検討中である。来年度は精製したAChEの生化学的特性を比較する予定である。
|