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1998 年度 研究成果報告書概要

微生物の生産するセロデキストリン、セロビオースホスホリラーゼの利用

研究課題

研究課題/領域番号 09660101
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

荒井 基夫  大阪府立大学, 農学部, 教授 (80081537)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
キーワードホスホリラーゼ / セロビオース / セロデキストリン / Clostridium
研究概要

セロビオース及びセロデキストリンホスホリラーゼはセロビオース及びセロデキストリンを加リン酸分解してグルコース1リン酸を生成する酵素である.未だ完全な精製例が無いClostridium thermocellumセロビオース及びセロデキストリンホスホリラーゼの精製を行い,それぞれを電気泳動的に均一に分取することに成功した.さらに,セロデキストリンホスホリラーゼ遺伝子をクローニングをし,大腸菌における発現にも成功した.発現量は実にClostridium thermocellumの400倍であった.ついで,本菌のセロビオースホスホリラーゼ遺伝子のクローニングと遺伝子の大腸菌における発現を行ったところ、高発現に成功した.発現量は実にClostridium thermocellumの30倍であった.ついで,両酵素を大腸菌で大量発現させ,精製酵素を得た.これらの酵素とポテトα-グルカンホスホリラーゼを組み合わせ,澱粉からセロオリゴ糖の生産を試みたところ,収率25%以上でオリゴ糖を得た.P-ニトロ-β-グルコピラノシドをアクセプターとしてグルコース1リン酸を用いてグルコースの付加を試みたところ,P-ニトロ-フェニル基を還元末端部分にもつ一連のセロオリゴ糖を得た.また,放射性グルコースをアクセプターとして,グルコース1リン酸を用いてグルコースの付加を試みたところ,還元末端に持つセロオリゴ糖の合成にも成功した.これらは,セルラーゼの酵素反応の解析に極めて有効であった.すなわち,酵素切断部位を明確に知ることができた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Kawaguchi et al: "Cloning, Nucleotide Sequence, and Expression of Clostridium thermocellum Cellodextrin Phospherylase"J.Ferment.Bioeng.. 85. 144-149 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T. Kawaguchi et al: "Cloning and Nucleotide Sequence, and Expression of Clostridium thermocellum Phosphorylase"J. Ferment, Bioeng.. 85. 144-149 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2001-10-23  

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