1.大規模施設における籾の貯蔵性 鶴岡市北部地域に設置されているカントリーエレベータ(鶴岡市農協)のコンクリートサイロ1基を使用し、これに、平成9年産はえぬき約600トンを供試して、現在貯蔵実験を実施中である。サイロ内の所定の位置15カ所に熱電対温度計を取り付け、穀温を継続測定している。 2.貯蔵法と米の品質 籾、玄米、白米、研米を供試し、通常雰囲気において貯蔵温度を20、10、5°Cの3段階、包装材を紙袋、ビニール袋、密封袋(脱酸素)の3種類に変えて、平成8年産及び9年産はえぬきを供試し、実験を継続中である。 3.各種乾燥法における消費エネルギーと米の品質 庄内地域に設置されている、各種新型カントリーエレベータ(累積混合貯留乾燥、熱風乾燥、除湿乾燥及び籾殻乾燥)について、乾燥エネルギー効率の調査を行った。消費エネルギの面からは累積混合貯留乾燥が最も有利であった。
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