1.三次元DEMによるタイヤラグと土の相互作用のシミュレーション 三次元個別要素法プログラムを作成し、(株)ブリヂストンが試作した複雑な2種のラグ形状を対象に土と見做した個別要素の三次元的挙動をシミュレートした。(株)ブリヂストンが実験によって示したラグ形状による性能の差をDEMによって表現することができた。 2.月の土(レゴリス)と剛体車輪との相互作用をDEMによってシミュレートし、ルナーローバー開発のための基礎的なデータを得た。 本年度は最終年度に当たるので、これまでの研究成果をまとめて報告書を英文にて作成した。その内容は以下の通りである。 第1章 緒言、第2章 個別要素法の概念、第3章 棒貫入時の土の変形と抵抗、第4章 三軸圧縮試験、第5章 履板と土の相互作用、第6章 タイヤラグと土の相互作用、第7章 ロータリ刃と土の相互作用、第8章 サブソイラーと土の相互作用、第9章 三次元DEM、第10章 結論、参考文献。 報告書のタイトルは"Application of Distinct Element Method to Analyze Mechine-Soil In-teraction"とした。
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