豚用に、高タンパク質・高リン飼料(HCP・HP)、中タンパク質・高リン飼料(MCP・HP)、中タンパク質・低リン+フィターゼ飼料(MCP・LP+phy.)、低タンパク質・低リン+アミノ酸+フィターゼ飼料(LCP・LP+phy.+A.A.)の4種の飼料を設計、調整した。 育成豚に上記の飼料をに給与し5日間の出納試験を行ったところ、LCP・LP+phy.+A.A.区でリン消化率とN生物価の改善が認められた。その結果LCP・LP+phy.+A.A.区では窒素、リンともに排泄量は最も低くなり、体内保有量はHCP・HP区には及ばなかったものの、MCP・HP区と差は認められなかった。 ニワトリ用に、高タンパク質・高リン飼料(HCP・HP)、高タンパク質・低リン+フィターゼ飼料(HCP・LP+phy.)、低タンパク質・低リン+アミノ酸+フィターゼ飼料(LCP・LP+phy.+A.A.)、低タンパク質・高リン+アミノ酸飼料(LCP・HP+A.A.)、低タンパク質・低リン飼料(LCP-LP)の5種の飼料を設計、調整した。 4週齢ブロイラー(雌)で2週間の成長試験、1週間の出納試験を行った。 LCP・LP+phy.+A.A.区は、N蓄積量、P蓄積量ともにHCP・HP区と差は無く、N排泄量P排泄量は有意に軽減された。
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