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1997 年度 実績報告書

野生植物のウイルス病抵抗性遺伝子の探索・評価並びに抵抗性機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09660352
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岡山大学

研究代表者

前田 孚憲  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助教授 (10038309)

研究分担者 近藤 秀樹  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (40263628)
榎本 敬  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (50033254)
キーワード野生植物 / ウイルス抵抗性 / 遺伝資源 / 遺伝子検索
研究概要

1.日本の野生植物に発生するウイルスのデーターベースの構築
これまでに我が国において野生植物から分離されたウイルス及び人工接種により感染することが報告されているウイルスに関するデーターベースを構築した。データーベースは過去10年間の主要な雑誌(講演要旨を含む)、報告書等をもとにデーターを蒐集した。今後、入力件数を増やしデーターベースの充実を図る予定である。
2.各種野生植物に発生するウイルスの検索・同定
各地でウイルス病様症状を示している野生植物を採集し、ウイルスの分離と同定を行った。これまでに16種の植物(32固体)から6種のウイルスが分離された。これらの中にはその植物では発生が知られていないウイルスが3種検出された。
3.カブモザイクウイルス(TuMV)の検出技術の確立
TuMVの外被タンパク質あるいは管状封入体に対する抗体を用いたtissue-blot immunoassayにより、感染葉のウイルス分布を明らかに出来る方法を確立した。
4.各種植物から分離されたTuMVの諸性質並びにウイルス遺伝子の解析
ダイコン、エビネ、スターチス、ヒャクニチソウ、ラッカセイから分離されたTuMV5分離株の生物学的性質を調べた結果、各種アブラナ科植物に対する病原性が異なった。また、4分離株のウイルスRNAの外被タンパク質遺伝子を含む3'末端領域の塩基配列を決定した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] I Wayan Gara: "Calanthe mild mosaic virus,a new potyvirus causing mosaic disease of Calanthe orchid in Japan" Journal of Phytopahtology. (印刷中). (1998)

  • [文献書誌] 井上成信: "サギソウ(Habenaria radiata)から分離された新ひも状ウイルス、habenaria mosaic virus" 岡山大学資源生物科学研究所報告. (印刷中). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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