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1997 年度 実績報告書

癌原遺伝子c-maf導入による自己免疫疾患の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09670146
研究種目

基盤研究(C)

研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 智  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50271896)

研究分担者 山本 雅之  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (50166823)
キーワードc-maf / Th1 / Th2 / 自己免疫疾患
研究概要

(1)c-MafをT細胞特異的に発現するトランスジェニックマウスの作製:T細胞で特異的にc-Mafを発現させるために、下記の2種類の特異的プロモーターを用いたトランスジェニックマウスを作成した。
1)T細胞分化の初期段階でc-mafトランスジーンを発現するマウスの作製
2)T細胞の分化段階全体にわたってc-mafトランスジーンを発現するマウスの作製
これらのマウスでは、導入されたトランスジーンが発現していることを確認した。
(2)c-MafトランスジェニックマウスにおけるT細胞サブセット(Th1/Th2のサブセット比)の測定:申請者らは以前に、T細胞サブセット(Th1/Th2のサブセット比)はIFN-γ/IL-4のmRNA比率により測定できることを明らかにした。そこで、IFN-γおよびIL-4に対する特異的なプライマーを用いて、RT-PCR法によりそれらのmRNAの比率を定量した。また、免疫グロブリンのサブタイプ量をELISA法にて測定する事により、Th1/Th2のサブセット比を同様に推定できることが知られているので、トランスジーンを有するマウスと有さないマウスについて、IgG2aとIgG1の量を比較することによってサブセット比を測定した。
その結果、トランスジェニックマウスでは、Th2のサブセットが優勢である傾向が見られた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Takahashi,S: "Arrest in primitive erythroid cell development caused by promoter-specific disruption of the GATA-1 gene" The Journal of Biological chemistry. 272. 12611-12615 (1997)

  • [文献書誌] Onodera,K: "GATA-1 transcription is controlled by distinct regulatory mechanisms during primitive and definitive erythropoiesis" Proc.Natl,Acad,Sci.USA. 94. 4487-4492 (1997)

  • [文献書誌] Yamamoto,M: "Upstream and down stream of erythroid transcription factor GATA-1" Genes to Cells. 2. 107-115 (1997)

  • [文献書誌] Itoh,K: "An Nrf2/small Maf heterodimer mediates the induction of phase II detoxifing enzyme genes through antioxidant response elements" Biochemical and Biophysical Research communications. 236. 313-322 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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