研究課題/領域番号 |
09670380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
別所 文雄 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (40010285)
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研究分担者 |
谷村 雅子 国立小児病院, 小児医療研究センター, 部長
小林 美由紀 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (60205391)
林 泰秀 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30238133)
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キーワード | 小児白血病 / 家族要因 / 疫学 / 分子生物学 / 腫瘍抑制遺子 / MLL遺伝子 / p16遺伝子 / RAS遺伝子 |
研究概要 |
本年度は、 1.小児がん登録のデータ入力とその中からの白血病患者の抽出によるデータベース構築を行った。その結果、現在までに白血病患者1396例がデータベース化された。データベースへは次年次以降も引き続き入力を続け、充実をはかっていく予定である。また、 2.対照例登録のための登録票を作成し、それを使用した登録の依頼をおこなった。次年度以降は、登録票の回収を行い、データベース化のための入力をおこなって行く予定である。 3.白血病細胞のRAS遺伝子、p16遺伝子、MLL遺伝子の解析をおこなった。小児のALLにおけるRAS遺伝子の変異の頻度はAMLに比し低率であったが、11q23を含む点座を有する白血病における変異が、他の白血病ではNRASに見られるのが主であるのに対して全てKRASに見られたことは特記すべきことと思われる。また、腫瘍抑制遺伝子であるp16遺伝子については、MLL遺伝子の再構成が見られる白血病におけるhomozygous deletionの頻度がALLでは19%、AMLでは11%であったが、変異は見られなかった。
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