研究課題/領域番号 |
09670409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
尾島 俊之 自治医科大学, 医学部, 講師 (50275674)
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研究分担者 |
谷原 真一 自治医科大学, 医学部, 助手 (40285771)
中村 好一 自治医科大学, 医学部, 助教授 (50217915)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 脳血管疾患 / 社会的要因 / コホート研究 / 社会活動 |
研究概要 |
【研究目的】脳卒中患者について社会的予後を決定する要因を明らかにすることを目的とした。具体的な社会的予後としては、在宅生活の継続、また活発な社会活動について研究を行った。 【研究方法】研究デザイン:コホート研究のデザインで行った。ベースラインデータ:1993年の1年間に栃木県内の6か所の総合病院に脳卒中で入院し、生存して退院した患者516名を対象に、家庭訪問による面接調査を実施した。エンドポイント調査:同様に家庭訪問による面接調査で実施した。6か月以上入院や老人ホームへの入所のあった場合を在宅生活からの脱落とみなした。また、社会活動度の測定に当たっては、個人活動、社会活動、学習活動、仕事の4側面について調査した。分析は、Coxの比例ハザードモデルおよび多重口ジスティックモデルを使用した。 【結果】ベースライン調査の回収率は89.7%であり、さらに、エンドポイント調査までの追跡率は79.4%であった。主要な要因の在宅生活脱落のオッズ比(95%信頼区間)は以下の通りである:社会活動0.11(0.02-0.59)、介護用具の利用0.17(0.05-0.60)、住宅改造0.19(0.05-0.82)、訪問入浴サービスの利用0.20(0.05-0.90)、デイケアの利用0.22(0.03-1.67)。活発な社会活動度に関連する、主要な要因のオッズ比(有意水準)は以下の通りである:個人活動のためには、退院後の仕事なし/あり4.54(p<0.01)、住まいが持家/借家12.5(p<0.01)であった。社会参加のためには、家庭外話し相手あり/なし1.96(p<0.05)であった。学習活動のためには、同居人数3人以上/2人以下2.11(p<0.05)であった。仕事のためには、発症前および退院後の飲酒あり/なし2.66(p<0.05)、趣味や役割あり/なし2.71(p<0.05)であった。
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