研究課題/領域番号 |
09670414
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
田崎 美弥子 東京理科大学, 理学部, 助教授 (50256658)
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研究分担者 |
国吉 緑 琉球大学, 医学部, 講師 (80214980)
高良 良子 琉球大学, 医学部, 助教授 (20274889)
宮岡 悦良 東京理科大学, 理学部, 助教授 (70200128)
片岡 万理 神戸大学, 医学部, 助教授 (40273792)
中根 允文 長崎大学, 医学部, 教授 (80039833)
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キーワード | 老人性痴呆症 / QOL / 在宅介護 / WHOQOL / 介護負担 / 在宅介護者 |
研究概要 |
平成9年度:4月から、既存のWHOQOL短縮版調査票およびGeneral Health Questionnaire12項目版(GHQ-12)に加えて、調査対象者(痴呆患者およびその介護者)の状況を把握する介護状況調査票の草案作成に取りかかり、5月末に完成した.6月14日に、国内の研究者が長崎につどい、調査実施に関する打ち合わせ会議を行った。今回の調査対象者は、各地域の医療機関または特別養護人ホームのショートステイ、および老人デイケアセンターを利用する老人性痴呆症在宅患者の介護者50名とすることに合意した.この討議結果を基に、海外の研究者に、本調査への参加同意の意思を確認した.主任研究者を中心に東京で質的調査(評価の有用性に関する個別面接が中心)を行い、そのあと、国内各地における量的調査(調査票に基づく評価)が7月から開始された。また、10月からは琉球大学医学部保健学科の高良・国吉らが参加した。 平成10年度:2月21日、東京において、国内の調査結果中間報告会を行い、データ収集終了を3月中旬に設定した。2月22日から27日にかけてインドのDr.Chaturvediが来日し、介護状況調査票の修正のための会議が持たれた。4月よりインド・スペイン・ロシアでの量的調査が開始された。5月および6月は、各国研究者の来日のための日程調整、および国際会議開催の準備に費やされた。7月末に、全てのデータ入力・解析が東京で行われた。その結果をもとに、9月28・29日、東京市ヶ谷でThe International Meeting of QOL ofInformal Caregivers of Dementia Patient8を開催した.ここで、翌年1月までに老人性痴呆症患者の実態と介護者の状況を英文のmonographとして出版することが合意され、同年4月には、編集作業を終え、同年後半に公刊の予定である。
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