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1997 年度 実績報告書

仕事の健康影響を考慮した健康づくり支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09670422
研究種目

基盤研究(C)

研究機関天理大学

研究代表者

近藤 雄二  天理大学, 体育学部, 助教授 (40145834)

研究分担者 伊藤 道郎  天理大学, 体育学部, 助教授 (70122356)
荒地 秀明  天理大学, 体育学部, 教授 (90075052)
瀬尾 明彦  福井医科大学, 医学部・環境保健学講座, 助教授 (80206606)
車谷 典男  奈良県立医科大学, 医学部・公衆衛生学, 講師 (10124877)
徳永 力雄  関西医科大学, 医学部・衛生学教室, 教授 (40121959)
キーワード体力 / 腰痛 / 作業負担 / 椎間板内圧推定
研究概要

本研究は、今年度中途(平成9年10月)に追加採択され、研究機関が半年と短かったが、以下の成果が得られた。
1)支援システムのプロトタイプ開発:収集した文献等の検討結果により、作業条件のデータから作業上の問題点を数値化して評価するシステムのプロトタイプを作製した。作業条件としては、作業時間、重量物取扱・作業姿勢・休憩時間などの要因を含めた。また、特に腰痛との関係で作業姿勢の相違による腰部負担を厳密に数値化するシステムを開発した。このシステムは、バイオメカニカルモデルを用いて腰部椎間板内圧および脊柱起立筋筋力を推定する。これにより、実際の作業での作業条件での負担計数を容易に指数化できるようになった。体力データの評価に関しては、最近のトータルヘルスプロモーションプランによる体力測定で収集されたデータにより性別と年齢で補正された基準値の推定式が入手できたので、それを利用するようにした。
2)業務負担に関する現場調査:福祉施設と某菓子製造メーカにおいて、業務内容の聞き取りおよび観察調査を行った。菓子製造作業の特徴は、製品自体の重量は軽いが、製造数が多い、種類が多い、種類や手順が注文に応じて頻繁に変わるなどといった点であった。作業負担軽減を目的とした作業面の高さ調節、補助具の使用、体操の挿入などが実施されていた。昨今の職場は業務内容が日々変化し、ほぼ同質な負荷が数年間続くという条件が必ずしも適用できず、負担影響評価をより短期間で推定して改善に結びつけるシステムが要求されていることが確認された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 瀬尾明彦,近藤雄二,日下幸則: "腰部負担軽減のための作業再設計支援ソフト" 産業衛生学雑誌. 第40巻(掲載予定). (1998年)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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