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1998 年度 実績報告書

炎症性腸疾患腸粘膜におけるclass-II MHC結合抗原ペプチドの解析

研究課題

研究課題/領域番号 09670565
研究機関大阪市立大学

研究代表者

押谷 伸英  大阪市立大学, 医学部, 助手 (20231235)

研究分担者 羽藤 文彦  大阪市立大学, 医学部, 助教授 (00198772)
キーワードClass II MHC / HLA DR / 抗原ペプチド / クローン病 / 潰瘍性大腸炎
研究概要

昨年度までの検討で、腸管標本から組織をホモジェネートする際に使用する界面活性剤が試料中に混入することにより、質量マス分析において夾雑物による雑音が生じるために再現性のある信号がえられなかった。このため、本年度は界面活性剤であるNP40にかえてCHAPSを用いて試料抽出をおこなっており、このため質量マス分析に対する干渉を抑制できる可能性が考えられる。さらに、抗HLA-DR抗体を固相化したアフィニティークロマトグラフィーの分離液に使用していた界面活性剤を除外することにより高速液体クロマトグラフィーにおける分離能が向上した。上記ヒト腸管よりのHLA-class II bound peptidesの新たな分離法による逆相高速液体クロマトグラフィーの結果、クローン病の腸管よりペプチド分画と推定されるピークの分取に成功した。この分画に関しては、各患者において特定のパターンは認められず、ことなるアミノ酸配列から成るペプチドであると考えらたが。これらの抗原ペプチドが由来する蛋白質に関しては、抗原提示細胞における蛋白質の分解・抗原提示における段階において個体により異なるペプチド分画として提示されている可能性があるため、同一の蛋白質に由来するか否かはペプチドのアミノ酸配列を決定する必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] OSHITANI.N etal: "Functional diversity of infiltrating macrophages in inflamed human colonic mucosa ulcerative colitis" Clin Exp Pharmacol Physiol. 25. 50-53 (1998)

  • [文献書誌] 押谷伸英 他: "潰瘍性大腸炎における病変粘膜内浸潤細胞および血管内皮の機能的活性化に関する検討" Ulcer Research. 25. 32-36 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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