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1997 年度 実績報告書

肺線維症における細気管支、肺胞上皮細胞のアポトーシスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09670620
研究種目

基盤研究(C)

研究機関九州大学

研究代表者

桑野 和善  九州大学, 医学部, 講師 (40205266)

研究分担者 田中 拓夫  九州大学, 医学部, 医員
金子 由美  九州大学, 医学部, 医員
萩本 直樹  九州大学, 医学部, 医員
川崎 雅之  九州大学, 医学部, 助手 (90264051)
キーワードアポトーシス / 肺線維症 / Fas抗原 / Fasリガンド / カスパーゼ
研究概要

1)Tリンパ球の活性化とFas ligandの発現に関する検討
人肺線維症、抗Fas抗体吸入によるマウス肺線維症モデル、ブレオマイシン肺線維症モデルにおいて、Tリンパ球活性化に関与するB7-1,B7-2,IL-12のmRNAおよび蛋白の発現を検討した。その結果、細気管支上皮、肺胞上皮にB7-1の異所性の発現とマクロファージにこれらの因子の発現の増強が見られた。
2)細気管支上皮細胞にFas ligationによって、apoptosis誘導とIL-8の産生が認められた。このことは、Fas-Fas ligand pathwayは炎症の終息だけでなく、炎症を惹起する働きもあるといった、一見矛盾する結果も得られた。
3)細胞内のアポトーシスのシグナル伝達において、caspaseは重要である。人肺線維症、抗Fas抗体吸入によるマウス肺線維症モデル、ブレオマイシン肺線維症モデルにおいて、ICE,CPP32のmRNA、蛋白、及び活性を測定したところ、いずれも肺胞上皮細胞や細気管支上皮細胞に発現の増強と活性化が認められた。
以上の結果について現在投稿中である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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