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1997 年度 実績報告書

相補性ぺプチドによる重症筋無力症の新しいエピトープ特異性免疫抑制療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09670657
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鳥取大学

研究代表者

荒賀 茂  鳥取大学, 医学部, 助教授 (40193065)

キーワード重症筋無力症 / 相補性ペプチド
研究概要

重症筋無力症(MG)でのblocking抗体のエピトープはAChR185-196が報告されている.このエピトープに対するcomplementary peptide感作により得られる抗体が,blocking抗体を認識するかどうか検討した.対象としてMG18例(43±11才)と正常対照20例(51±9.2).ラットにAChR185-196に対するcomplementary peptide,RhCA691-581を感作し,Ag8.653とのfusionにて、RhCA691-581に対するモノクロナール抗体(Rhe)を得た.96穴ELISAプレートに10μg/mlのRhEをcoatingし,100倍希釈からの患者血清および正常血清を反応させ,基準血清の吸光度値に対する希釈倍率をもって,そのサンプルの抗体値とした.正常対照群の平均値は,114±39であった.平均値±2SD値を正常上限として検討するとMG群では平均242±102.2で陽性率は18例中9例(50%)であった.
さらにモノクロナール抗体RhE(IgG1,kappa)をRT-PCR法により,cDNAを取り出し,pGEMベクターに組み込み,cycle sequencingにより,heavy chainおよびlight chainの全塩基配列の解読に成功した.今後この塩基配列よりrecombinant蛋白を精製し,さらにヒトでのblocking抗体を解析する予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] ARAGA,S: "Tcell receptor Vβ8.3 dominates the P2 protein response in Lewis rat experimental alleigic reuritin" J.Allergy Clinical Immnology. 99. S282- (1997)

  • [文献書誌] 荒賀,茂ほか: "重症筋無力症でのidiotype抗体を認識するモノクロナール抗体のDNA解析" 神経免疫学. 6. 148-149 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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