研究概要 |
単純ヘルペスウイルス(HSV)脳幹脳炎、脊髄炎/脊髄症はHSV1,2によるが、一部varicella-zoster virus(VZV)、Epstein-Barr virus(EBV)等の関与も考えられている。髄液からのPCR法を用いて主としてHSV1,2の検出型別、従来のELISA(EIA)抗体との比較解析を行う。 本年度は、九州・沖縄地区の神経内科、小児科において単純ヘルペスウイルス(HSV)脳幹脳炎・脊髄炎を含むHSV CNS感染症の多施設調査を実施した。九州・沖縄地区の主として大学病院、国公立病院神経内科、小児科約100施設に、1993年1月〜1996年12月にかけてのHSV CNS感染症の調査票(診断根拠,PCR,血清診断,臨床病型,予後)を1997年7月送付し、自験7例を含む51例回収した。 現在、診断、臨床像(HSV1,2型別等)を検討中である。
|