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1998 年度 実績報告書

単純ヘルペスウイルス性脳幹脳炎・脊髄炎のPCR法による解析

研究課題

研究課題/領域番号 09670679
研究機関久留米大学

研究代表者

庄司 紘史  久留米大学, 医学部, 教授 (90122621)

研究分担者 本藤 良  日本獣医畜産大学, 公衆衛生学, 教授 (20114639)
栄鶴 義人  鹿児島医科大学, 教授 (00041351)
加地 正英  久留米大学, 医学部, 助手 (70258408)
綾部 光芳  久留米大学, 医学部, 助手 (40232003)
キーワード単純ヘルペスウイルス,1.2型 / 急性脳炎 / 脳幹脳炎 / 脊髄炎
研究概要

単純ヘルペスウイルス(HSV)脳幹脳炎、脊髄炎/脊髄症はHSVl,2によるが、一部varicella-zoster virus (VZV),Epstein-Barr virus(EBV)等の関与も考えられている。髄液からのPCR法を用いて主としてHSVl,2の検出型別、ELISA(EIA)抗体との比較解析を行う。
本年度は、EIAによるHSVl,2型の型別を行った。
対象・方法:PCR,血清診断によるHSV脳炎(再発例1例,ADEM 2例,脳幹脳炎2例含む)10例,脊髄炎2例、髄膜炎4例合計16例の原則的に回復期の血清・髄液を対象とした。キットはGull社の開発したもので、gGlを抗原としたHSVl抗体検出用のプレート、gG2を抗原としたHSV2抗体検出用のプレート、HSV抗原を用いたプレートからなる。1以上で陽性値とした。
結果:HSV脳炎の10例では、9例が1型で、残る1例は不明、脊髄炎の2例においては、1例1型で1例2型で、髄膜炎の4例は、2例2型、1例1型、1例は不明であった。考察・結論:HSV CNS感染症におけるEIA抗体型別では、髄膜炎例を除いて主として1型によると考えられる。PCRの解析結果とほぼ一致していた。回復期の血清で検索できる長所がある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Abe,T.,et al: "Japanese encephalitis" JMRI. 8. 755-761 (1998)

  • [文献書誌] Kaji, M.,et al.: "Intractable meningitis and intracranial abscess following sinusitis due to Candida species" Kurume Med J. 45. 279-281 (1998)

  • [文献書誌] 橋口英志,庄司紘史,ほか: "単純ヘルペス脳炎・髄膜炎の再発" 神経研究の進歩. 43. 82-93 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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