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1997 年度 実績報告書

同種骨髄移植後の再発予防および治療を目的としたドナーリンパ球輸注に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09670836
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東海大学

研究代表者

矢部 普正  東海大学, 医学部, 講師 (70220217)

研究分担者 矢部 みはる  東海大学, 医学部, 講師 (40172514)
加藤 俊一  東海大学, 医学部, 助教授 (70096212)
キーワードallogeneic BMT / IFN-_γ / IL-12 / GVHD
研究概要

1.骨髄移植患者の末梢血リンパ球のサイトカイン反応性、アロ抗原反応性の検討
同種骨髄移植後の患者の末梢血リンパ球を、IL-2(0.5ng/ml,5ng/ml)、アロ抗原(リンパ球)、水痘抗原の存在下で培養し、^3H-Thymidineの取り込みを測定した。これらの刺激に対する幼若化反応は、移植後30〜60日より上昇したが、急性GVHDの合併した患者においては、再び低値になった。この低下がGVHDの直接的な影響であるのか、あるいはGVHDに対する治療の影響であるのかは不明であった。また重症のウイルス感染の合併患者では低値を示し、細胞性免疫不全が重症ウイルス感染の合併の主因となっている可能性が示唆された。
刺激の方法による幼若化反応の差では、IL-2が最も効果的に幼若化反応を誘導し、次にアロリンパ球で、水痘抗原による幼若化反応は最も低値であった。
2.HLA一致、不一致移植患者の末梢血リンパ球の、In vitroでのサイトカイン産生能の検討
同種骨髄移植患者の末梢血リンパ球を、固相化CD3で刺激し、IL-12の存在下で培養して上清のInterferon-_γ(IFN-_γ)の値を測定した。IFN-_γはGVHDのエフェクターサイトカインとして最も重要であるが、上記のように測定したIFN-_γはGVHD非発症例では低値で、GVHD発症例ではその重症度に従って、高値となる傾向が認められた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 矢部,普正: "GVHDの診断と治療" 病理と臨床. 15・3. 190-195 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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