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1997 年度 実績報告書

血管内照射を目的とするRadionuclide stent systemの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09670923
研究種目

基盤研究(C)

研究機関浜松医科大学

研究代表者

たか橋 元一郎  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助教授 (20115489)

研究分担者 西村 哲夫  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (30115498)
キーワードステント / 血管内照射
研究概要

本年度は計画にもとずいて以下の事項を実施した。
1.Radionuclide stent systemの作成
192Ir seedsを目的とする血管内の中央、適切な位置に置くための機構を考案した。
(1)192Ir seedsが血管のセンターに位置するようにstent-filterの作成と既存のWallstentを砂時計型に改良してバルーン付きカテーテル先端が中央に位置するようにした。しかし、この方法では先端部は中央に位置せしめても近位部の中央化は図れない。そこで、192Ir seedsをdistalとproximalの両方で血管内中央の適切な位置に置けるように遠位部と近位部に2個のバルーンのついたdouble occlusion balloon catheterを考案し作成した。但し、双方のバルーンを同じ大きさに拡張させるように改良する必要性が生じている。
(4)作成されたRNステントシステムのオートラジオグラムと線量分布図を作成し検討中である。
2.臨床応用
3名に5個のWallstent留置をおこなった。頚部悪性腫瘍による総頚動脈と鎖骨化動脈のtumor encasementに対してこれらの動脈を温存させる目的で総頚動脈に2個、鎖骨化動脈に1個のWallstentを留置した。1例では手術的に周囲腫瘍を血管を損傷させずに切離できた。1例では炎症を合併した頚部aggressiveな腫瘍の動脈穿破を回避できた。肝硬変と膵近傍動脈奇形によって生じた門脈圧亢進を減弱させる目的でTIPS頚静脈経由肝内門脈静脈吻合術を行い2個のWallstentsを設置した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高橋元一郎: "IVRの適応と不適応について" 新医療. 24・5. 109-113 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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