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1998 年度 実績報告書

慢性関節リウマチおよびその関連疾患における病変の活動性とMRI所見との比較検討

研究課題

研究課題/領域番号 09670942
研究機関長崎大学

研究代表者

上谷 雅孝  長崎大学, 医学部, 助教授 (40176582)

研究分担者 林 邦昭  長崎大学, 医学部, 教授 (80039536)
江口 勝美  長崎大学, 医学部, 教授 (30128160)
松本 智子  長崎大学, 医学部・附属病院, 助手 (30239107)
キーワードrheumatoid arthritis / synovitis / MR imaging / dynamic study / Gadolinium DTPA
研究概要

慢性関節リウマチ(以下RA)およびRA疑い症例の手関節について,脂肪抑制造影MRIおよび造影剤注入後のdynatmic studyを行い,病変の活動性評価における有用性について検討を行った.
対象と方法:RAおよびRA疑いの患者30名を対象にした.臨床所見からRAの活動性(+)群(n=18),RAの活動性(-)群(n=8),RAが否定された群(n=4)に分類した.
MRIは通常のMRI T1強調像と造影後の脂肪抑制MRI(static study)に加えて,造影剤球速注入後のdynamic studyを行った.dynamic studyの方法は昨年の報告書に記載したが,頭部用のコイルを使用し,手関節に平行な2cm厚の1スライスを設定し,造影剤投与直後から3秒おきの撮像を行った.dynamic curveの解析および種々のパラメータにおけるfunctional imageの作製は既製のソフトウェア(FuncTool,GE Medinal System)を使用した.
結果:RAの活動性(+)群はRAの活動性(-)群と比較して,動脈出現からdynamic curveの立ち上がりまでの時間の短縮,立ち上がりからピークに達する時間の短縮を認めた.これらのパラメータをfunctional imageに表現することにより,活動性の比較が視覚的に可能であった.
考察および今後の課題:造影剤投与後のdynamic studyはRAにおける炎症の活動性を判定するのに有用と考えらえた.dynamic studyの結果をfuntional imageとして解析することにより,視覚的な判定が可能になった.今後は,早期症例における治療効果判定への応用を試みる予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松本智子,上谷雅孝他: "RA手の屈筋腱腱鞘肥厚の診断に有用であった脂肪抑制MR画像" 九州リウマチ. 17. 15-18 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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