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1998 年度 実績報告書

睡眠調査票(OSA睡眠感尺度)の改訂と標準化

研究課題

研究課題/領域番号 09671011
研究機関東邦大学

研究代表者

小栗 貢  東邦大学, 理学部, 教授 (60120250)

キーワード睡眠感評定尺度 / 正規化 / 信頼性 / 妥当性
研究概要

平成10年度の目的は、検査全体についての吟味として、この新尺度がいつどこで何度測っても同じ対象を測定しているかどうかの指標、すなわち検査の信頼性と妥当性を検証することにある。具体的方法としては、前年度までに行った項目分析を経て残った34項目について、各項目の反応カテゴリーを4件法に改め、それぞれの反応分布にシグマ値法により正規化し、反応得点としての睡眠感の「自覚的距離」を算出した。さらに、検査をこうせいする要因の構造的な保証をうるため因子分析(バリマックス回転)により、5因子を得た。そして、検査項目の表現、内容の信頼性、妥当性を考慮して、最終的に21項目、5因子からなるテストバッテリーとした。この睡眠感評定尺度は、起床直後にその直前の自分の睡眠を5つの側面から自己評定するものであり、個々の反応は母集団での位置に自分の心理的距離が変換されて統計処理されるシステムである。最後に、この尺度の応用の結果、高齢者では反応に偏りが見られるものの簡便な標準尺度として有効であることが示された。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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