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1997 年度 実績報告書

酸化LDL受容体(CD36)欠損動物の開発とそれを用いた動脈硬化の発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09671055
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪大学

研究代表者

野崎 秀一  大阪大学, 医学部, 助手 (30252646)

研究分担者 西田 誠  大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
船橋 徹  大阪大学, 医学部, 助手 (60243234)
富山 佳昭  大阪大学, 医学部, 助手 (80252667)
山下 静也  大阪大学, 医学部, 助手 (60243242)
キーワードCD36 / 動脈硬化 / 欠損動物 / 酸化LDL / 受容体
研究概要

当研究室の免疫組織学的検討から、動脈硬化単泡沫細胞に確かにCD36は発現しており、しかもその分布はスカベンジャー受容体と異なりより泡沫化の強いマクロファージに分布していることを明らかにしてきた。また、in vitroの検討から、CD36はヒトマクロファージの主要な酸化LDL受容体であり、酸化LDL自身がCD36の発現を亢進させることから、生体内では、CD36を介して酸化LDLを積極的に取り込み、酸化LDL自身がさらにCD36の発現を亢進させ、一層、泡沫化が亢進するメカニズムを報告してきた。以上より、酸化LDLレセプターとして重要なCD36の発現を抑制することにより粥状動脈硬化症を進展を防御しうる可能性を示唆する。本研究においては、CD36欠損マウスを作製し、その動物を分布することにより、動脈硬化発症におけるCD36の生理的意義を明らかにすることを目的とし、本年度は、以下の検討を行った。マウスCD36cDNAをプローブとしてマウスC129genomic libraryをスクリーニングし、ゲノムDNAを得た。翻訳開始コドンATGより、上流、下流5kbのDNAを目標とし、positive選別を行う目的でターゲッテングベクターpGT-N28のNeo耐性遺伝子の上流及び下流にエクソンを分断するよう約5kbのゲノム遺伝子断片を挿入し、ターゲッテングコントラストを完成させた。今後、ターゲッテングコントラストラクトを直線化し、エレクトロポレーションによりES細胞に導入、Neomycinにより細胞を選択し、サザンブロット法にて目標部位に相同染色体組替えを確認する予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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