• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 研究成果報告書概要

動脈硬化惹起性リポ蛋白(レムナントリポ蛋白)の体内代謝動態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09671074
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

西出 良一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30266663)

研究分担者 池脇 克則  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40287199)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
キーワードレムナント / 代謝 / トレーサー / 安定同位体 / GC-MS / 異化速度 / 産生速度 / 代謝モデル
研究概要

レムナント(カイロマイクロンレムナント、VLDLレムナント)は、動脈硬化惹起性リポ蛋白と考えられているが、その体内代謝動態については不明な点が多い。そこで、今回新しいトレーサー実験法を使って、レムナント代謝異常症のヒトのモデルであるIII型高脂血症患者でのレムナント代謝を非レムナント分画と比較検討した。入院の上、5名のIII型高脂血症患者に対して、D3ロイシンを12時間点滴静注した。点滴後、0、10分、1、2、3、4、5、6、8、10、12、13、14、18、24、36、48、72時間に採血した。血清分離後、超遠心法にて、VLDL、IDL、LDLを分画し、さらに抗アポ蛋白B-100モノクローナル抗体を用いてレムナント分画と非レムナント分画に分けた。それぞれの分画からSDS-PAGE法でアポ蛋白B-100を分離し、水解、アミノ酸抽出、アミノ酸誘導化を行い、ガスクロマトグラフ質量分析計でtracer/tracee(T/T)ratioを求めた。T/TRatioを代謝モデルにあてはめ、代謝パラメーターを算出した。その結果、レムナント分画と非レムナント分画に差は認められなかった。以上から、レムナントの代謝は、非レムナントと異ならないことが判明した。

URL: 

公開日: 1999-12-08  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi