研究課題/領域番号 |
09671090
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
東原 正明 北里大学, 医学部, 教授 (80165084)
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研究分担者 |
秋山 暢 北里大学, 医学部, 助手 (50286358)
金子 多香子 北里大学, 医学部, 講師 (00286361)
鎌田 貢壽 北里大学, 医学部, 講師 (20146343)
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キーワード | myosin / 臍帯血 / cDNA / mpl / myosin I / 網血小板 |
研究概要 |
(1) cDNA作成:前年に引き続き、ヒト臍帯血のcDNAライブラリーを作成し、より大きなkbを含むものをえた。 (2) ヒト骨髄の巨核球・血小板造血の評価法としてのflowcytometryによる網血小板の算定法を確立した。また、抗mpl抗体を用いてflowcytometryによる血小板のmpl発現の半定量を行えるシステムを開発した。 (3) 血液細胞の未知のmyosin IのcDNAをクローニング:ヒト臍帯血のcDNAライブラリーをもちいdegenerative PCR法にて、myosin Iの一部のプローべを作成、これを用いて未知の3つのmyosin IのcDNAがとれた。 (4) 血液細胞のmyosin Iの発現(分化、分裂における動態):ヒト臓器由来の培養細胞、ヒトの各系統の血液細胞(顆粒球、リンパ球、巨核球/血小板等)におけるその発現を、ノーザンブロッティングにて調べた。顆粒球、リンパ球、巨核球すべてにおいて存在が確認された。古典的ミオシンのみならずmyosin Iも生理的に重要な働きをしていることが示唆された。 (5) 多発性骨髄腫患者から腫瘍細胞のcell lineを作成し、その細胞突起形成や抗体分泌機能へのミオシンおよびミオシンlの関与について、免疫組織染色を用いて細胞内の局在を検討している(進行中)
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