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1998 年度 実績報告書

上皮性ナトリウムチャンネルの分子構造-機能相関の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09671173
研究機関自治医科大学

研究代表者

大野 修一  自治医科大学, 医学部, 助手 (90285776)

研究分担者 武藤 重明  自治医科大学, 医学部, 講師 (40190855)
草野 英二  自治医科大学, 医学部, 助教授 (50102249)
キーワードinner medulla / inner medullary collecting duct / rat epithelial Na^+ channel / low-Na^+ diet / rENaC / Na^+ transport
研究概要

平成9年度の研究では、ラット上皮性ナトリウムチャネル(rENaC)の発現調節を低ナトリウム食モデルを用いて、α、β、γサブユニットのmRNA発現調節を各臓器(肺、大腸、腎臓)ごとに検討した結果、各臓器間で各α、β、γサブユニットのmRNA発現に差があることが判明した。(S.Ono et al,Pflugers Arch-Eur J Physiol 434:756-763,1997)
平成10年度の研究では、前年度の臓器間でのメッセージ-機能相関の解析をアフリカツメガエルの卵母細胞系を用いて引き続き検討中である。同時に、α,β,γサブユニットのミュテーションを作り、そのcDNAから作成したcRNAをアフリカツメガエルの卵母細胞に注入し、特異的な抗体を用いチャンネルタンパクが膜にソーティングされる機構を各α,β,γサブユニットのミューテーションごとに検討するため、2つの作業を同時進行させた。
(1) ナトリウムチャネルのα,β,γサブユニットのミュテーション(C末端-proline-rich region、N末端の各々の変異)の作成。
(2) チャネルタンパクの抗体作成。
各々α,β,γサブユニットのペプチド(αはN-末端近く、βはC-末端近く、γはC-末端近く)を合成し、各々ウサギ2羽にアジュバンドとともに注射免疫し、ポリクローナルな抗体を作成、採取した血清を免疫した合成ペプチドを付着させたアフィニティカラムを用いて精製した。各抗体の特異性に関しては現在検討中であるが、少なくとも、β,γサブユニットの抗体に関してはimmunohistochemistoryで特定の遠位尿細管が染色されており、その特性をさらに検討中である。抗体のcharacterizationの後、引き続き、プロジェクトを遂行予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大野修一、他: "Liddle's Syndrome類似の病態をもつ多発性嚢胞患者の上皮性ナトリウムチャネル遺伝子解析" Therapeutic Research. 19. 181-186 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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