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1997 年度 実績報告書

乳癌細胞のホルモン依存性喪失過程におけるアポトーシスの関与について

研究課題

研究課題/領域番号 09671232
研究種目

基盤研究(C)

研究機関徳島大学

研究代表者

駒木 幹正  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (60215382)

研究分担者 三木 仁司  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (40219605)
キーワードラット乳癌 / ホルモン依存性 / DMBA / apoptosis / bcl2 / p53
研究概要

SD雌ラットに対する7,12-DMBA誘発乳癌モデルでは、経時的に腫瘍細胞のestrogen依存性が低下することが観察される。乳腺上皮細胞ではapoptosisにより細胞の分化、増殖が進むとされ、ホルモン依存性喪失機構にapoptosisが強く関与することが推察される。SDラットDMBA誘発乳癌モデル系のホルモン依存性喪失機構におけるapoptosis関与の仕組みを明らかにすることが本研究の目的である。今年度はapoptosisの抑制因子とされるbcl2遺伝子、およびapoptosisにdependentな系により作用を発現し得るとされるp53遺伝子の発現・消長とEstrogen Receptorの変化の関係を検討した。
1)腫瘍発生までのDMBA暴露乳腺の採取およびDMBA乳癌の採取
7週齢のSD雌ラットにDMBA(15+10mg/body)を投与後1週間から腫瘍発生時期の投与後10週まで1週毎にそれぞれ2匹犠牲死させ、乳腺組織を採取した。また、腫瘍触知後からDMBA投与後30週までの間、癌腫の大きさが非触知のもの,0.5cm,1.0cm,1.5cm,2.0cm,3.0cm,5.0cmのものを摘出採取した。
2)ER,P53,Bcl-2の局在及びアポトーシス細胞の検索
採取組織に対し、ERおよびP53,Bcl-2蛋白発現を免疫組織化学的に腫瘍細胞単位で検索し、その陽性細胞率を画像解析装置を用いて算出した。また、断片化したDNAを高感度に検出するApop Tag Kitを用いてapoptosis細胞を検出した。
結果、乳腺組織内におけるP53蛋白の発現やBcl2蛋白の有意な発現の変化はみられなかったが、腫瘍細胞内ではERの発現と明らかな相関をみた。またapoptosisの発現は乳腺組織に比べて腫瘍組織内で低く、かつ腫瘍の増大とともに低下した。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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