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1997 年度 実績報告書

術中ガンマ・プローベを用いた合理的な副甲状腺摘出術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09671252
研究種目

基盤研究(C)

研究機関帝京大学

研究代表者

高見 博  帝京大学, 医学部, 教授 (10146714)

研究分担者 中村 佳代子  慶応大学, 医学部, 講師 (20124480)
久保 敦司  慶応大学, 医学部, 教授 (90051771)
花谷 勇治  帝京大学, 医学部, 講師 (20129604)
小平 進  帝京大学, 医学部, 教授 (00110015)
キーワード副甲状腺機能亢進症 / 副甲状腺摘出術 / 術中局在診断 / 99mTc-sestamibi / ガンマ・プローベ
研究概要

1。副甲状腺機能亢進症症例の部位診断
原発性副甲状腺機能亢進症患者で確定診断できた症例において、部位診断(局在診断)を行った。超音波、CT,Tl-Tc subtractioin scintigramに加えて99mTc-sestamibi(MIBI)scintigramを撮影した。3例において,超音波とMIBIで、右上、右下、右下と一応の局在珍断はできた。
2。術中の局在診断
3例 (48歳、女性;62歳、女性;28歳、男性)の原発性副甲状腺機能亢進症患者に対し、それぞれ手術の65分前、58分前、93分前にMIBI 740Mbqを静脈注射した。これらの症例は、術前に副甲状腺の局在診断が行われ、局在が明らかであるので、局在すると考えられる側より手術を開始した。通常の手術法を行い、胸骨舌骨筋を一部切離後、胸骨甲状筋を解離し、甲状腺に達した。甲状腺に牽引の糸をかけ、牽引した後、neoprobe(Neoprobe corporation,dublin,Ohio,USA)を用いて、検索した。1例目は副甲状腺が甲状腺上極の背面にあり、ガンマ・プローベで上手く検出することができなかった。2例目は右下の副甲状腺で、胸腺舌区の中に埋没しており、プローベが大いに役立った。もし、使用していなくても術前のMIBI scintigramで大体の位置は確認できていたが、プローベにより明確に処理できた。3例目は甲状腺右下極の副甲状腺で、プローベの有用性はそれほで高くない。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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