研究課題
基盤研究(C)
本研究は放射線感受性EGR1プロモーターを用いて、進行大腸癌に対する新しいChemo-Radio-Gene Therapyを開発することを目的とする。すなわち放射線感受性EGR1プロモーターを用いてCytosine deaminase mRNAを発現させるベクターを作成し、ベクターを大腸癌細胞に導入して照射を加え、Cytosine deaminaseを腫瘍細胞に発現させる。これによりprodrugである5-fluorocytosine(5-FC)が5-fluorouracil(5-FU)に変換され、腫瘍局所に照射と化学療法が集積される。平成9年度は遺伝子治療ベクターの作成を試みた。・EGR1プロモーターを含む領域を既に報告されているプライマーを用いてPCR法にて増幅した。・同様にCytosine deaminase遺伝子も増幅した。・得られたDNAフラグメントをクローニングサイトにEGR1プロモーターをリンクしたプラスミドベクターの作製を試みている。
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