研究課題/領域番号 |
09671375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
藤野 昇三 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (10209075)
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研究分担者 |
森 渥視 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (80026971)
井上 修平 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30273402)
手塚 則明 滋賀医科大学, 医学部, 助手
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キーワード | animal lung / artificial lung / lung transplantation |
研究概要 |
1)摘出肺の固定: 成犬左肺を評価対象として、肺保存液で血液をflush outした後、各種固定法での固定を行った。固定液の場合は灌流固定を行い、固定が終了した時点で再び肺保存液を灌流し固定液の洗い流しを行った。固定法としてはホルマリン、パラホルムアルデハイド、グルタールアルデハイド、βプロピオラクトン、ピクリン酸、アルコールなどやこれらを混合した固定液によるものの他に、ホルマリンガスによるガス固定も試みたが、従来から使用している4%パラホルムアルデハイド、0.325%グルタールアルデハイド混合液以上のものはまだ見つかっていない。 2)犬左肺移植モデルによる肺機能評価システム: 研究代表者である藤野が米国ワシントン大学(ミズ-リ州)から導入したモデルで、無処置21時間保存肺の機能がコントロールデーターとして確立されている。各種処置後の左肺を21時間保存し同種移植を行う。左肺移植終了直後に右肺門を結紮し、血流が全て評価肺へ流れるようにする。再灌流開始後6時間に渡りガス交換能、循環動態を計測する。この保存肺の代わりに固定肺を用いる予定であるが、しかし、日米の犬の違いのためか、十分に安定したコントロール値がまだ得られていない。保存時間を短縮するなどの工夫が必要と考えている。 3)最適な固定法の種類・条件・固定時間などの検討: 上記のシステムを改良したモデルを作製し、コントロール値を得た後に検討する予定である。
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