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1997 年度 実績報告書

小児用人工血管の開発-口径拡大の多段階化と治癒過程の検討-

研究課題

研究課題/領域番号 09671388
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都府立医科大学

研究代表者

佐藤 伸一  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (30178735)

キーワード経皮的血管形成術(PTCA) / 新生内膜
研究概要

小児用の人工血管で口径拡大可能な人工血管を開発してきた。それは平織りの人工血管で強度の強いポリエステル繊維を強度の弱いポリエステル繊維の周囲に螺旋状に巻き人工血管の横糸となし植え込まれた人工血管の口径が小児の成長のため相対的に小さくなれば経皮的血管形成術で弱いポリエステル繊維を切断するというものである。そして以前より雑種成犬の胸部大動脈に置換移植し口径8mmのものが14mmに拡大されることを確認してきた。このたびは実際に小児に植え込まれた年数により肉芽組織が強くなり人工血管の治癒過程が進み硬くなっだ人工血管でも拡大可能かどうかを検討した。平成9年度はこの人工血管を雑種成犬の胸部大動脈に置換移植した(n=10)。そして6ヶ月以上経た後移植人工血管を摘出し、組織学的に新生内膜の厚さおよび治癒の進行の程度を検討を加えた。また同時に移植後6ヶ月以上経た本人工血管にたいして血管経皮的血管形成(PTCA)を施行し口径が拡張したことを確認した。そしてさらに6ヶ月以上後にその人工血管の生体組織学的検討およびポリエステル繊維の断裂の変化を検討を行うべく計画中である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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