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1998 年度 実績報告書

肺癌退縮抗原の同定と癌ワクチン開発の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09671401
研究機関久留米大学

研究代表者

林 明宏  久留米大学, 医学部, 講師 (70180958)

研究分担者 伊東 恭悟  久留米大学, 医学部, 教授 (50125499)
五味 慎也  久留米大学, 医学部, 助手 (30289368)
キーワード肺癌 / 癌退縮抗原 / 遺伝子 / 癌ワクチン / HLA-クラスI / ペプチド抗原
研究概要

本年度は以下の研究成果をえた。
1. HLA-A24拘束性肺腺癌患者由来CTL株により認識される拒絶抗原遺伝子及びペプチドの同定:1)3つの遺伝子をクローニングして、そのうち1つは既知(サイクロフィリンB)、2つは新規であったため、Adenocarcinoma Antigen Recognized by T, cells -1/-4(ART-1,ART-4)と仮名した。2)サイクロフィリンB分子内にHLA-A24+白血病患者リンパ球よりCTLを誘導するnonapcptideを2つ同定した。また同部分に相同するサイクロフィリンA分子由来ペプチドにおいてもCTL誘導能が認められた。3)2kdのART-1癌拒絶抗原遺伝子は412aaをコードする新規遺伝子であり、かつnorthcrn blot法にて、3kdのART-1ファミリーもクローニングされた。またART-1分子内にHLA-A24癌患者リンパ球よりCTL誘導能を有するnonapeptideを2つ同定した。
2. HLA-A2拘束性肺腺癌拒絶抗原遺伝子クローニングと抗原解析:肺腺癌局所TILよりHLA-A2拘束性CTL株を樹立した。本年度は上記Ot株の認識するペプチドをコードする遺伝子を2クローンクローニングし、現在その全塩基配列の決定中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Seki,N.,Hayashi,A.,et al.: "HLA-A locus-restricted and tumor-specific CTL in tumor infiltrating lymphocytes of patients with lung cancer." Cell.Immunol.175. 101-110 (1997)

  • [文献書誌] Shichijo,S.,Hayashi,A.,et al.: "Detection of MAGE-4 protein in sera of lung cancer patients." JJCR. 88. 414-419 (1997)

  • [文献書誌] Itoh,K.,Hayashi,A.,et al.: "In : International Reviews of Immunology" Springer-Verlag,New York, (1997)

  • [文献書誌] Shichijo,S.,Hayashi,A.,et al.: "Gann Monograph on Cancer Research No.48" Japan Scientific Societies Press,Tokyo(in press), (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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