研究概要 |
平成9年度はニューロン・グリア共培養系での細胞内カルシウム多点同時測定のコントロールデータの収集を行った.皮質ニューロンを用いると共培養14-17日後に神経細胞の同時興奮が最も強くなり,この時期に低酸素負荷やbFGFの効果を調べることとした.また同時に一酸化窒素の神経細胞の同期生興奮の対する影響も調べたが,一酸化窒素合成酵素阻害剤投与により神経細胞間の興奮伝達に変化が現れることが明らかにした.このデータは平成10年度に行うbFGFの効果を調べる際,参考になると思われる.これらの結果は6月に行われる神経組織の成長再生移植研究会で発表する予定である.
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