• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

脊椎固定手術における脊柱配列矯正が隣接椎間に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 09671485
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

勝浦 章知  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (60214342)

研究分担者 福田 眞輔  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20028559)
キーワード脊椎固定術 / アライメント / 隣接椎間
研究概要

過去の当施設における頚椎固定手術症例を後向きに調査し、正常脊椎配列に固定された例と配列異常をきたして固定された症例を比較し、それらが固定隣接椎間の変性に与える影響を検討した。
頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどの変性疾患に対して施行した前方除圧固定術後5年以上経過して追跡できた42例について、画像診断において評価した。
平均追跡9.8年で、頚椎全体が後弯や逆S状位をとるmalalignment症例12例中9例に、また固定椎間が後弯位に固定された13例中10例にそれぞれ固定隣接椎間の明らかな変性進行が認められ、それは頚椎の生理的前弯位が保持されたまま固定された症例に比べて統計学的に有意に多かった(Fischers exact method)。
つまり、脊椎固定手術において配列以上をきたして固定が成された場合、長期的に固定隣接椎間の変性が促進されることが判明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 勝浦章知: "頚椎前方固定術後のアライメント異常が固定隣接椎間に及ぼす影響" 脊椎脊髄. 11(7). 645-648 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi